2020年1月14日火曜日

洋裁と島暮らし 〜砂袋〜



ここ数年 お知らせでしか活用していなかったブログですが
今年は『洋裁と島暮らし』についても
少しづつ書いていきたいと思います。

島に移住して三年目の冬になります。
仕事のこと生活のこと自分のこと、、、
先延ばしにしていたことがたくさんあるので
まるまる見直して
よりいっそう腰を据えて物事に取り組みたいと考えています。

お時間のある時に読んでいただけたら嬉しいです。

・・

今回は島の方に頼まれて
年末に仕上げた砂袋について書きたいと思います。

砂袋とはその名の通り
海岸で集めた砂を袋に入れたものです。
痛みや体調不良の時、薬だけに頼るのではなく
体に負担なく日々の暮らしに取り入れられる
砂袋を作って欲しいとのご要望でした。

砂袋は自然治療法の一つで
それを患部に当てることにより砂が毒素を吸い取り
体が楽になると言われているそうです。

体温で温めた砂からは遠赤外線がでて免疫力を上げる効果がある
というようなことも調べると書いてありました。

砂浴といい海岸で砂を掘り砂に埋もれる方法もあるそうですが
体力的に砂浴ができなかったり、お家で手軽に使えるものとして
砂袋を利用する方もいるそうです。

今回依頼を受け砂袋という存在を知り
そこから作ること以外に自然治療についてなど
自分なりに調べたりもしました。

一人でもの作りをしているだけでは気づけないこと
誰かのために作るということ、今回は特に考えさせられることも多く
なかなか作業が進まず時間がかかってしまったのですが
とても勉強になりました。

砂袋は今ご実家で病院治療とともにご自宅で使われているのだと思います。
また島でお会いできる日を楽しみに
その後の使い心地もお聞きできたらいいなあと思っています。


作る上で意見を聞かせていただいた時
縁起の良い数字の話になり作るときの寸法に
少し取り入れられないかと考えました。
すべてを取り入れることはできなかったのですが
それを知った上で少し寸法を考えて制作をしてみました。


砂は島でご家族の方が集められました。
思いのほか砂ぼこりが出るので
さらし布に砂を入れてから水玉の布袋に入れています。
砂が出てこないように周囲は袋縫いにしています。

肌触りの良いガーゼでカバーも作りました。

大きいサイズのカバーは2色で制作。
気分により使い分けてもらえればと思います。

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